ぱぷりかの機械系技術ノート

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『構造力学第2版<静定編><不静定編>』を読んで

だいぶ前になるが,﨑元達郎『構造力学第2版』(森北出版,1993年)を読んだ.静定編と不静定編の2編に分かれている. 静定編はとくにまあたらしいことは書いていなかったが,不静定編は類書にくらべて丁寧で,解法についての理解が深まった.

良かった点

  • ごく簡単な不静定問題であれば,コンピューターに頼らずに解くことができるようになる
  • 演習問題の解答が丁寧だった

残念だった点

  • 土木関係がメインなのだろうか.柱のある構造物の強度計算は少ない.そのせいか固定モーメント法などは記載がない.

感想

この本の内容が,私の普段向き合っているような(機械系の)設計課題にそのまま適用できることはかなり稀だと思う.

しかし,この本で得られた考え方は非常に役に立つと思うし,仮に不静定の問題に出くわしても怖気づくことなく対応できるようになったと思う.