柱と梁の接合(剛接合とピン接合)
柱に梁を接合する場合,主に剛接合とピン接合の2種類の方式があり,これらについて述べたい.
前者は下図のような接合方法であり,
後者は下図のような接合方法となる.
※図は上野著『実務から見た鉄骨構造設計』より.
剛接合の場合には接合部を介して部材間で力のモーメントが伝達され,ピン接合の場合には力のモーメントが伝達されないという特徴がある.
当然ながら,現実的にはピン支点であっても,少なからずモーメントは伝達されるのであるが,便宜上そのような分類になっている.
図からわかる通り,剛接合を達成するには手の混んだ工作が必要になる.
※ローラー支点となる接合部については割愛しました