ぱぷりかの機械系技術ノート

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TWELITEとArduinoを使った測定データの収集について6(これまでのまとめ)

ここまでの投稿 (その2その3その4その5)において, 下図のようなエンドデバイスで測定されたデータをセントラルデバイスに送信するシステムについて考えてみた.

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温度データ収集システム(再掲)

エンドデバイスにおいて,Arduinoがセンサーによる測定値を受け取り,それをシリアル通信でTWELITEへ渡す. TWELITEはAruinoから渡された文字列を子機(セントラルデバイス)のTWELITEへ送信する. セントラルデバイスはTWELITE STICKとWindows PCからなり,自作のプログラムによって受け取ったデータを 表示するようになっている.

このような構成にすることで,以下のような利点があると考えている.

  • TWELITEとセンサーの間のデータのやり取りをArduinoが仲介するために 様々なセンサーに対応可能
  • TWELITEはメーカー製のシリアル通信アプリを使用することにより,学習コストをほとんどかけずに使用することが可能
  • 今後みていくように,センサーのネットワークを複雑化した場合にも,経路を簡単に制御できる

この構成では単純化のため,中継デバイスを使用せず,エンドデバイスで測定したデータを そのままセントラルデバイスに転送した.エンドデバイスでの測定データは1種類のみだった.

次回以降でこれを拡張することを考えていきたい.